15-5: お母さんを大切に!潮聲山耕三寺-生口島(広島県) 

所在地:広島県豊田郡瀬戸田町瀬戸田553-3

取材時期:2003年12月

ジャンル:お祈り系

珍スポ度: ☆☆☆☆(☆五個が最高得点)

コメント: 瀬戸内取材旅行のメイン・イベント、耕三寺取材です。前日は今治に一泊し、コンビニで買っておいたサンドイッチで朝食後、しまなみ海道にて生口島へ。ちょうどミカンの季節ということもあり、道端に多量のミカン畑が・・。関東ではあまり観られない光景ですので、おおっ瀬戸内だぁ、と盛り上がっていたら、すぐに到着。駐車場に車を入れ、取材開始!

まずは、入り口の山門から度肝を抜かれる派手さ!しかも造りが丁寧で細部までしっかり造り込まれている。これは、これから拝観するどの建物にもいえることだが、良く造ったなぁ、と感心しきり。受付で拝観料1000円を支払い寺の境内へ。正面には五重の塔、その奥には日光の陽明門を模した「孝養門」。これがまた良くできている。本物より彩色が派手な分、ちょっと中華街にいるみたい。銀閣をまねた銀龍閣や聖徳太子画がまつってる八角円堂など、どれをとっても造りが素晴らしい。手抜きが無い。いったい耕三師というのはどれほどのお金持ちだったのだろう。気が遠くなりそうだ。さらに奥へ行くと千仏洞地獄峡入り口があり、地獄巡りが体験できる。最初の地獄絵図はなかなか味があってよろし、などと思って奥へ進むと、その広さと安置された石仏の数にたまげることになるのだ!一通り拝観を済ますと今度は全く別次元の「未来心の丘」という場所が待っている。こちらはページを別にして報告することにしよう。

さて、この耕三寺は耕三師が母のために建立し、実質的に檀家のいない浄土真宗本願寺派の寺なのだそうだ。そういう意味では非常に「珍」な寺で、また、究極のマザコン寺とも言えそうだ。

補)今日は2024年6月16日は「父の日」ですね。ということで、耕三寺をこちらのページに再掲載してみることにしました(本当は「母の日」にアップするのが良いのでしょうが、ちょっと個人的な理由があり・・・)。前回取材が約20年前ということで、お寺自体大丈夫なのかと心配しましたが健在でした(拝観料はだいぶアップしていましたが)。この時期はハスの花が見頃なのだそうです。また訪れてみたいお寺の一つです。

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