56-7: 「どかた・ぶたき」じゃないよ!土方・啄木浪漫館

所在地:北海道函館市日乃出町25-4
取材時期:2024年10月
ジャンル:展示系
珍スポ度:☆☆(☆五個が最高得点)
哀愁テーマパーク土方・啄木浪漫館が2024年10月末をもって閉館するという情報を得たため、慌てて取材してみた。当日は10月初旬ではあるが夏日。どうなっているんだ、最近の気候は・・。平日の午後ということもあり、我々以外には入館者なしの状態で取材開始。入館料800円を支払い、まずは土方ゾーンからスタート。
なにやらおどろおどろしい甲冑インスタレーションから始まり、土方の愛用した刀剣やリボルバー(複製)などが多数展示されている。生い立ちなどもパネル展示されており、新撰組に詳しくないニカでも楽しく勉強できたのである。さらに、奥の間では、どのように負け戦が展開されていたのかがビデオ(武士を超えた義士・土方歳三、函館に死す)で詳しく紹介されている。これも勉強になるな~(撮影は禁止)。船室から覗く窓のようになっている部分から津軽海峡が見えるのも面白い。




さて、二階が石川啄木ルームである。階段を登ると大きな展示パネルのある部屋があり、書籍コーナーやゆかりのある人物紹介コーナーなどもあり、興味深い。さらに奥は等身大啄木先生が子供たちに授業をする教室形式になっており、係のお姉さんにお願いするとワイドスクリーンで啄木の一生が追えるドキュメンタリーが楽しめる。26歳で亡くなったんですね。若すぎる・・。個人的には坂本直行画伯のインド旅行スケッチがとても気に入ったのでした。




ということで館内取材は終了。売店でペナントやステッカーを探すも発見できず、館内をあとにしたのであった。最後に外の啄木像前で記念撮影して全行程終了です。閉館後、展示品はどこにいってしまうのでしょうか?函館に残して欲しいなあ~。
しかし啄木といえば、「一握の砂」にある
はたらけど はたらけど
猶 わが生活(くらし)楽にならざり
ぢつと手を見る
ですよね。なんだか、涙を誘う歌ではありますが、実は超のつく浪費家だったらしい。ダメ男だったのは知らなかったわ!