57-7: 私設美術館の雄、MOA美術館 熱海(静岡)

所在地:静岡県熱海市桃山町26-2

取材時期:2024年11月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆☆

コメント:世界救世教教祖・岡田茂吉が設立した熱海美術館が、教祖生誕100年を記念してMOA美術館になったのが1982年。2017年に改修工事をしているとのことだが、ニカは2000年頃に何度か訪問している。今回は光琳「紅白梅図屏風」と「風神雷神図屏風」が同時に見られるとのことで、久しぶりに訪れてみた。

今回は熱海からバス。ここも外国人観光客のあらしである。バスに揺られて急斜面を登ること10分。まだ開館直後のため、それほど券売所に並んではいなかったが、すでにオンライン予約していたため、そのまま入場。展覧会場まで、例によって長ーいエスカレーターを登っていく。これだけで普通の美術館ではないことを思い知らされるのである。

さて、なんとかエスカレータ後の急階段を登り、展示室入り口に。順路が決められているが、逆戻りできない訳ではないため、まずはお目当ての屏風対決ルームに。うーん、さすが「紅白梅図」は国宝だけあって迫力が違う。もちろん「風神雷神図」もすごいのだが、紅白梅図の意匠というかデフォルメの大胆さは、とても300年前に作成された物とは思えない。隣の展示室では、映像大写しで解説も堪能できる仕掛けだ。真っ先にここに来たので激混み状況を避け、ある程度じっくり鑑賞できたのだ。日本人は真面目だから、順路を追って最初から見ようとするためみんなで集団になって動く。美術品は好きな順序でみて良いんだよな~。

ということで、まずはざっと館内を俯瞰した後、もう一度気になる絵画・焼き物等にアタック。今回は京都行きの新幹線の都合上、ふんだんに見学時間が取れないが、見るべき物はしっかり目に焼き付けておこう。

展示室を一度離れ、茶の庭にある光琳屋敷を見学。ここもよく作ってあるなあと感心しながら、最後に仁清の藤花壺に再会して見学終了。あらためてMOAのすごさを体感したのであった。

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