18-2: これで造るか!平田一式飾り展示館・平田市(現出雲市・島根)

所在地:平田市平田町515

取材時期:2004年4月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:出雲大社に寄ったあと、平田市は旧本陣記念館奥にある一式飾展示館へ行って来ました。さて、一式飾りとは?行ってみるまで知りませんでしたが、何々一式で表現するアートです。たとえば自転車部品一式でエビを表現してしまうとか、瀬戸物一式で鬼太郎一家を造ってしまうのです。二百年も前に、ここ平田で厄よけとして始まった行事です。

さて、展示館です。連休だというのに誰もいない・・。「ご自由にご覧下さい」と書いてあるので、遠慮無く内部へ。当然無料である。入るとすぐに陶器一式で造られたチャップリン(結構似ている)。さらに平屋の土間様の場所に鬼太郎や一反木綿など水木しげる物が並べられている(さすが島根!)。また、こちらも陶器一式で造られた「千と千尋の神隠し」より、アタマが巨大な婆さん(映画見てないので、名前知りません)が展示されている。牛若丸と弁慶の戦いなどもありましたな。どれも秀作揃いで一見の価値あり。でも、やはり圧巻は自転車部品一式のエビですね、よくぞここまで造った!と感心してしまいます。

代々市民に受け継がれ、毎年新たなオブジェが造られています。毎年7月20日から3日間の平田天満宮の夏祭りに向けて、市民総出でこの一式飾を作製するのだそうです。この時期に再訪してみたいですね。

補)平田本陣記念館奥にあった一式飾り展示館はおそらく一度閉館して、駅前に常設展として再会されたようだ(2025年4月現在)。平田市も出雲市に合併統合され出雲市平田町となっている。一式飾り競技会は現在でも継続されているようだが、作成者の高齢化もあり、いつまで続くのか怪しい状況のようだであるい。いや~頑張ってほしいものだ。

保存会の記事

やはり自転車部品一式で造った「海老」の出来映えはピカイチだったようだ。おそらく現在の常設展は商工会議所内と思われます。

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