5-1: ミニチュア地獄・あな恐ろしや!正観寺・八大地獄巡り-牟岐(徳島県)

所在地:徳島県海部郡牟岐町中村奥前158-1
取材時期:2002年4月
ジャンル:お祈り?系
珍スポ度: ☆☆☆☆☆(☆五個が最高得点)
コメント:四国ツーリング第一日目に訪れてみました。ロードサイドジャパンでも紹介されているとおりディープです。
寺に到着し「地獄こちら」の案内板に従い受付へ。誰もいない上に入り口のシャッターが閉まっているためすでに止めてしまったのか?と焦ったが、寺の若い衆が走ってやってきた。「地獄みますか?」「はい、お願いします」といった妙な会話の後、地獄料400円を払ってしばらく待つと入り口のシャッターが開く。我々3人を相手に若い衆が地獄の解説を始めた。普段なら「はい、どうぞ」で放っておかれる所らしいが、どうやら兄ちゃんもライダーらしく、特別に少人数でも解説をしてくれたらしい。感謝。




で、入り口のえんま様の前でしばし講義。人は死んだらどうなる?から地獄の種類、どんな行いをするとどの地獄へ行くのか等、いろいろ解説していただいたのだ。写真は?と尋ねると、せっかくだからどんどん撮って、と気前のよい返答。この手の地獄巡りは大抵の場合撮影禁止なのであるが、展示物に相当自信があるのか太っ腹である。一通り説明、および質疑応答が終了すると、あとは自由に観てくださいとのこと。




さて、本格的に地獄に足を踏み入れる。強烈である。鬼にノコギリで真っ二つにされるヒト、釜ゆでにされるヒト、針地獄で刺さっちゃているヒト等いろいろな地獄ショーが展開されている。鬼やらヒトやら非常にうまく作られており、結構リアルだ。といっても本物の鬼を見たことは無いが・・。改めて撮影した写真を眺めてみると、かなりエグイ展示である。地獄の怖さはよく伝わるとは思うがちょっと猟奇的なテイストも入っている様な気がしないでもない。




そんなこんなで八大地獄を巡ったあとは天国です。こちらの手の抜きようはなんとも・・。壁にお釈迦様の絵を掛けて終わり、は無いんじゃない?とはいうものの、地獄と対照的でなかなかよい。期待を裏切らない珍スポであり、非常に満足でした。寺のはずれにあるハイヒール型滑り台も要チェック。



補)2024年6月現在、正観寺の八大地獄めぐりは参加可能のようである。2008年にも再取材しているので、そちらもリニューアルしてアップ予定であるが、まずは古い記事から挙げてみた。しかしながらウェブ調査してみると2016年頃にはすでに内部撮影禁止となっているようなので、これらの写真は貴重な資料であろう。地獄入館料は据え置きの400円なのがうれしい・・・。
・四国の右下 赤井英和氏が副住職さんの案内で地獄を巡る動画(当時の若い僧侶さんが今は副住職!もう住職になっているかも・・)