27-5: 集え蛇好き達:ジャパン・スネークセンター、太田市(群馬)

所在地:群馬県太田市藪塚町3318

取材時期:2005年6月

ジャンル:なまもの系

珍スポ度:☆☆☆ (☆五個が最高得点)

コメント:いろいろな研究所があるんですね~。こちらは(財)日本蛇族学術研究所(へび研)で、見せ物としてはジャパンスネークセンターとして観光施設になっております。今回のメイン取材・三日月村に併設されております。しか~し、全く違う段階が運営するため、共通割引入場券などはありません。それぞれ別個に料金徴収されます。入り口の駐車場ゲートでも取られます。

さて、ゲートから急坂を登り一番上の駐車場にバイクを停め、いざ受付へ。入園料1000円のところJAF割引で700円(公式HPにも割引券あり)。受付のお姉さんに送り出され、いざ蛇ワールドへ!真っ先に現れたのは白蛇観音。とぐろ巻いている白蛇の上にどーんと観音様が乗っかっている。巨大観音とまでは行かないが、鎌ヶ谷大仏の3倍程度の中規模観音と言えよう。

順路に従い進むと、「大蛇温室」と書かれたボロい長屋。うーむ、大蛇か・・と及び腰になっているニカではあったが、勇気を出して入ってみる。真ん中通路の両側にガラス越しにいらっしゃいました大蛇ちゃん達。ニシキヘビのダーナちゃん(ペットとして飼われていたのが逃げ出した事件を憶えてます?)やナンダコンダじゃなくてアナコンダがとぐろを巻いてぐったりしている。おーい、大丈夫かぁ~と声を掛けるが、動く気配なし。その中で一人、じゃなくて一種類、気を吐いていたのがウミヘビ君。水槽内に沈められたブロックから不気味に体を乗り出しウネウネ。右に左に、いかにも悪そうな動き。

お次のヤカタは毒蛇温室。こちらも大蛇館と同じでみんなグッタリとお疲れモード全開。でもキングコブラだけはガラス越しにしっかりニカを威嚇してくれました。パフォーマンスありがとうコブラ君。外に出ると野外飼育場になっているのだが、よーく目を凝らしても蛇の存在は確かめられなかった。木の枝に抜け殻多数ぶら下がっているので、絶対いるのは間違いないのだが・・。

採毒室という、何やら恐ろしげな場所に辿り着いたが、当日は時間が合わずハブの採毒を見学することはできなかった。がぁ、なんと、ニカの一番苦手とするあの昆虫が飼われていたのには参った!たしかマダガスカル○×○×。ひぇ~、蛇は良く見るとかわゆいけど、あいつらはダメだな~。ということで採毒室からはさっさと退散し、次なるは資料館。ここには蛇の骨格標本やホルマリン漬けなどが展示されており、全国に貸し出されたりもしている。現に標本のあった場所に「貸し出し中」の張り紙も多い。角の休憩コーナーでは、意味不明のビデオがエンドレスで流されているが、ニワトリと子蛇?で何が面白いのだろう??最後のコーナー「ヘビの文化賞入賞作品」展示もなんか凄いテイストでB級感バリバリ。裸婦にからみつくヘビの木彫・・、うーむニコニコ園を思い出すなぁ~。

おしまいは熱帯蛇類温室。入り口でがんばっているヘビキャラも要チェックですが、一番ぶっ飛びは二階ジュラ紀の間。何故ここに恐竜模型が展示されているのか理解に苦しむ。しかも作品の程度がイマイチ。ジオラマも素人さんがペンキで書いちゃったノリで「やってもーた」のドライヴ感が絶妙である。一階の集団飼育されているニシキヘビなどどうでも良くなってくること請け合いだ。

ふぅ~、と一息入れに売店に入ると、ここも凄いぞ。マムシ酒や精力絶倫ヘビ骨粉、ヘビ皮財布に抜け殻栞まで揃っている。一息いれている場合ではない。残念ながら観光ペナントは売り切れてしまったそうだ、残念!そうそう、園内のレストランではマムシコース料理も頂けるそうなので精力付けたい方はどうぞ。

補)新年のご挨拶にここの蛇君の写真を使ったので、昔のページを焼き直してみた。2025年1月現在でウェブ調査をしてみると、ジャパンスネークセンターは現役で活動中である。ただし食堂は2020年頃に閉店しており、有名な「まむし蒲焼き定食」はここでは食べられないようです。調べてみたら近くの「ナカゼン」さんでは蛇料理出しているみたい。興味ある方はどうぞ。

https://naka-zen.com

さて、北海道にもマムシは多数生息しているため、山野に出かけることの多い方は噛まれる可能性はかなりある。その際の対処法もスネークセンターのウェブサイトに載っているので是非参考にされたい。まずは噛んだ蛇の写真を撮ることが第一に勧められている。

https://www.snake-center.com/identification

同ウェブサイトにはオンライン売店も存在しており、そこでは吸引器も販売しているが、そもそも咬傷部位より血液を吸引すること自体にあまり意味がないのではないか、というのが最近の救急医療現場のコンセンサスのようだ。大騒ぎして走り回るのも御法度。なるべく安静にしてすぐ病院へ、が鉄則。その後、抗血清や抗菌薬、補液で毒素を体外へ、というのが一般的な治療の様ですね。勉強になるな~。

そういえば道南山間部の大好きな温泉旅館「Gの湯」で、露天に入ろうと渡り廊下を歩いていると目の前に小ぶりの蛇君が日光浴をしているではないか。横にあった棒で突くと驚いて露天風呂を泳いで横切り、森の方へ逃げていったのを思い出しますね。改めて写真をみると結構大きいですね、柄からマムシかな?

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