57-6: 究極の珍スポ、ヴェルサイユ宮殿(フランス)

所在地:Place d’Armes, 78000 Versailles,
取材時期:2024年10月
ジャンル:展示系
珍スポ度:☆☆☆☆☆
コメント:この超有名な宮殿を知らない人はいないだろう。ルイ14世が約350年前にやっちまったのだ。パリ中心部からメトロ・RERのC5線と乗り継いでやってきましたヴェルサイユ宮殿。入り口正門に立っただけでそのもの凄さを実感できる。券売所は長蛇の列であるが、我々はミュージアムパス6日間を購入してあり、さらに事前予約もしてあるのでほぼ並ばす入場。金属馬がいる中庭から宮殿本館に入る。




豪華な調度品がずらりと並べられた数々の部屋を通過しながら順路は進む。大理石でつくられたチェック柄の床が印象的な回廊を行くと、絵画がてんこ盛りの展示室にたどり着く。さらに進むと、あの有名な「鏡の間」。豪華なシャンデリア多数、文字通り片壁全面が鏡張りとなっているだけでなく、天井にもびっしり絵が描いてある。観光客の皆さんはお約束の万歳ポーズでスマホ撮影を楽しんでいるのであった。さらに続くは「王室礼拝堂」。これもかなりやっちまってるぜ。こんな様子で一通り本館を楽しんだ後、本館裏手の庭園にでてみた。




ところが、だ、庭園内部に入るためには宮殿とは別に入園料が必要で、さらに離宮のトリアノンに行くトリムは別料金とのこと。庭園内は無料と書いてあったので、釈然としなかったが料金をを支払い入場。ガタピシのトリムに乗ってグラン・トリアノンまで10分弱。これはとても歩いては無理だわ。ということでまずは大トリアノンから。




入り口からすぐに「鏡の間」と呼ばれる青で統一された部屋に入る。同じ名前の回廊が本館にあるが、こちらは至って質素。もとは王子たちの部屋だったそうな。つづいて「皇后の寝室」。こちらは赤がメイン。柱の回廊にでて一息つくと、さらに進みビリヤード台?のある「音楽の間」に。黄色のルイ・フィリップスの間・孔雀石の間などを通過してほぼ終了。全体的に質素な造りでやっちまった感には乏しい。




次は徒歩でプチ・トリアノンである。こちらは皆さんご存じ、マリーアントワネットの離宮だったんですね。洞窟のような入り口を進む。こちらは大トリアノンよりさらに質素な造りで、二階控えの間には有名な肖像画が飾られている。大食堂や付き添いの間などを横目に庭園に出る。お目当ては「愛の神殿」。うーんなんともベタなネーミング。




そこから先は広大な王妃の村里めぐりでかなり体力を消耗してしまったため、トリムで本館にもどったところ、ちょうど夕日が落ちるところで、宮殿が輝いていた。予想通り、ヴェルサイユは超珍スポなのであったと、満足してRERに乗ったのであった。



