50-8: ただいまモアイ像増殖中・滝野霊園、札幌(北海道)

所在地:北海道札幌市南区滝野2番地
取材時期:2011年8月
ジャンル:おいのり系
珍スポ度:☆☆☆☆(☆五個が最高得点)
コメント:また来てしまった。昨年、念願の宮崎日南メッセのモアイ像を取材したときに、圧倒的な差で滝野霊園モアイ像に軍配を揚げたのだが、その後滝野霊園はどうなっているのかを調べるために、佛願寺からナナ助を飛ばしてみた。石山通りを進めば至る所に誘導看板があるので、迷うことはないと思うが、途中に「関口雄揮記念美術館」を発見してしまい、ちょっと寄ってみることに。いろいろな画風が楽しめて面白いですね~。ちなみに全く珍スポではありません。
すこし寄り道をしながら、滝野霊園入り口に到着。まずはセイコーマートで買ったお弁当を食べられる木陰を探す・・・・。ところが、霊園内にそんな便利な場所は存在しなかった。仕方なく車内で昼食を済まし、いざ、モアイ取材である。前回は2002年に取材しているが、その時と比べて明らかに像の数が増している。滝野のモアイは増殖しているのだ。約10年前の規模でさえ現在の宮崎を遙かに凌いでいるのに、さらに増殖しているとなると、敵となるのは本家本元のイースター島しかないのでは?と思わせる状況なのである。凄いぞ滝野霊園。敷地はまだ十分にあるので、さらに増えて行き日本の、いや東アジアの一大モアイ生息地となって欲しい。




などと、バカなことを考えながら写真を撮る。ふと振り返ると、そこにはストーンヘンジがある。これは前回から変わっていないのであるが、な・なんと、その向こう側に大仏様が見えるではないか!これも前回は無かったものである。こちらも是非チェックしておかねば、と車を向けた。駐車場にナナを停め、近寄ってみる。超巨大仏を見慣れているせいか、それほど大きいとは感じないが、この何もない丘陵地にポンとあるので、やたら目立つのは事実だ。後で調べてわかったのだが、これは鎌倉大仏のレプリカのようだ。道理ですこし猫背になっているはずだ。しかし、イースター島、英国、鎌倉と何の脈絡もなくレプリカを増殖させてゆく滝野霊園、次に来たときは何が増えているのが非常に楽しみである。


と、大仏様なのでお参りしないわけにはいかんだろう、ということで、お賽銭を入れ手を合わせる。大仏広場横には、これまた巨大な鐘があり、その反対側にはこれまた巨大な太鼓を納めた祠がある。また、妙な取り合わせではあるが、ここは滝野霊園である。驚くことはない。おみくじなども楽しめるし、合同供養祭の様子も写真パネルになっているので、じっくり鑑賞するのも良いであろう(強い日差しが我慢できればね)。後の予定が詰まっていたので、あわただしい取材であったが、十分楽しめましたね。次の取材時にはさらにパワーアップしていることを期待し、霊園をあとにしたのでありました。合掌。
ここから、7-7: 札幌・滝野霊園(2002年8月の初回レポート)

所在地:北海道札幌市南区滝野2番地
取材時期:2002年8月
ジャンル:オブジェ系(巨大)
珍スポ度: ☆☆☆☆☆(☆五個が最高得点)
コメント:早起きして、真駒内滝野霊園へ向かった。石山通(なつかしい!)から国道453に入り、しばらく南下。あとは滝野霊園こっち、の看板に従えばすぐに到着。入り口←の標識を左に折れたところで、まず仰天。「おかげさまで、二十周年」の大段幕。そして、その遙か向こうには巨大モアイ達が待ち構えているではないか。入場門で写真を撮りまくり、いざ霊園内部へ。
ところが門をくぐったその先がすぐに霊園になっているわけではない。この広大な芝生の公園は、霊園へのアプローチなのである。芝生公園の中に、霊園へ通じる道が一本。その片側に、巨大モアイ像10体x2群、道を挟んで向かい側に、こちらも巨大ストーンヘンジ。異様な光景である。霊園所有の土地であるため、完璧に手入れが行き届いており、チリ一つ落ちていない。少し先では、管理のおじさん・おばさん達が掃除などをしている。




それにしても巨大である。こんなものが日本にあったなんて・・。宮崎にもあるらしいので、南北モアイ対決でどっちに軍配があがるか、宮崎取材が今から楽しみである(いつ行けるやら?)。三脚持ち出して写真を撮り、次は反対側のストーンヘンジへ。崩れたりしないのかとちょっと不安になりながらも、石柱内部へ。本物のモアイもストーンヘンジも見たことがないので、なんとも言えないが、これはこれで迫力がある。縮尺はどうなんでしょうね?実物大に造ってあるのだろうか?いずれにしても、両方一度に見られる場所は、世界中探してもここしか無いのでは?




補)2025年1月、ウェブページ再編で滝野霊園取材2002年、2011年を合体してみた。実は2017年から毎年滝野霊園にはお邪魔しているのだが、すでに2017年時点で大仏様にはドームがかぶせられており、その周りがラベンダー畑になっている。毎年、何らかのリニューアルがされているのである。やはり凄すぎるぜ滝野霊園!


2024年11月にはロンドンまでは行ったのだが、時間と足がなくリアル・ストーンヘンジを見ることができなかった。残念!
本家イースター島のモアイ像は2022年10月の火災で大ダメージをうけたそうだ。その後、どうなったのだろうか?奈良の石工・佐野さんによると大きな被害はなったとのこと(奈良新聞ウェブサイトによる)。よかった・よかった。いつか本物を見てみたい・・・。
・2020年10月訪問時には新型コロナ流行につきモアイ君たちもマスク姿・・・なんとも・・・。しかしすでに凄い数になってますね~。



