57-8: そんな物まで!おもしろ郵便館、札幌(北海道)

所在地:北海道札幌市南区常盤2条1丁目5−3
取材時期:2023年6月
ジャンル:展示系
珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)
コメント:滝野霊園に行くため石山通を南下しているといつも目に入る壁に張り付いた「囲碁・おもしろ郵便館」の文字。絶対に珍スポに違いないなと思いつつ、なかなか取材できなかったが、ついにアポ取りに成功。突撃してみた。
駐車場は郵便館裏手、入り口は限りなく民家に近いので、アポなしでの取材は無理であろう。事前にお願いしてあったので、すんなり入館。料金300円/人を払い、まずは奥様が二階の居間に案内してくれる。そこでまずお茶を頂きながらお話を聞く。なんでも渡辺館長は道内各地の郵便局長を務めたかたで、局長時代から郵便をいかに一般の人々に親しんでもらうか腐心していたとのこと。そこで思いついたのが、突拍子もないものを郵便で送りつけることであった。まず手始めに便所スリッパ(もちろん未使用品)に切手を貼って郵送したところ、大いに喜ばれたため、ホタテの貝殻や仕舞いにはプラヘルメットなどにも直接宛先を書き込み、切手を貼って郵送する暴挙に。それが結構うけて、受け取った人からも意外なものの返送があったりし、それを一堂に会したのがこの「おもしろ郵便館」なのだそうだ。




奥様の説明を聞いたあとは、その問題の展示室へ。すると館長もやってきて、実際のブツをまえにレクチャーが始まる。すると、あるわあるわ、酒瓶、うちわ、レコードから果てはぬいぐるみまで、ありとあらゆる物が「そのまま」郵送されていたのである。なぜか謎の段ボール知恵の輪もあったりして楽しい。竹下景子さんからの手紙も興味深い。




そんなこんなで、珍郵送物をしっかり堪能したところで取材終了。館長と奥様にお礼を大声で述べ(館長はかなりの難聴・・・)、郵便館をあとにしたのであった。もちろん帰宅後、ニカ家からもパック八雲味噌を「そのまま」切手をはり、宛先をパッケージに直接書き、郵送させていただいた。郵便局で送付しようとすると局員が郵送用の袋を持ってきて、「これに入れてください」ときたので、ニカは「このまま郵送お願いします」と。局員はしぶしぶパック八雲味噌を受け取った。その後、館長から連絡がきて、「びっくりしたよ!味噌がそのまま届いたよ」だって!
補)写真はRX100M7の白黒モードで撮ってみました。ARWもあるのでカラー現像もできるのですが、今回はレトロ雰囲気を出すため、そのまま使ってみました。意外と味があるな~。