58-1: 世界一の日本庭園!足立美術館・安来市(島根)

所在地:島根県安来市古川町320

取材時期:2025年4月

ジャンル:展示系

珍スポ度: ☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:以前より気になっていた世界一との誉れ高い日本庭園、足立美術館。今回、足立美術館所有の大観・魯山人も一挙同時展示しているとのことに加え、あのサミーこと柚木沙弥郎先生の回顧展も島根県立美術館で開催されていると日美でやっていたので、ちょっと遠いが行ってみることにした。木曜夕に仕事を切り上げ最終便で羽田へ。第三ターミナルホテルで一泊し、翌朝始発の米子空港行きに乗る。9時前には空港着でレンタカーを借り一路安来へ。

平日の朝一番ということで駐車場にはまだそれほど車は並んでいない。早速当日券を購入(2500円)。蒔絵の硯箱や置物なども並ぶがまずは庭園であろう。創始者・足立全康氏の銅像(クラーク博士ばりのポーズではないか!)の指さす方向に、問題の庭園はある。順路通りにあるくと、ありました!枯れ葉一枚たりとも落ちていない完璧な日本庭園が!きれいに刈り取られた植木たちはもちろん、一糸乱れぬ砂紋も素晴らしい。那智の滝を模した人工・鶴亀の滝も遠くに見える。これを観た後に大観の掛け軸をみるとなおよろし。遠景の山々も実にしっくりきている。電信棒もないところがさらに非現実感をあおっている。なるほど、外人受けするはずだ、とおもって周りを見回すとやはり外国からの観光客が多い(東洋系が若干多いか?)。なるほど、一度は観ておいて損はない日本庭園ではある。仏間の窓からみえる景色もよく考えられており、庭がらみの見学でかなりの時間をつかってしまった。やはり平日の午前を狙ったのは大正解であった。庭に面したガラス面にはそこそこの見学者はいたものの、人だかりで肝心の庭が見えないようなことはなかった(函館山の夜景とは違う)。さらに午前11時から提供される特製ビーフシチュー(数量限定)にもありつけたのだ!

ということで、昼食のあとは大観ルームに移動。例の那智の滝図、富士、不気味な子供図「無我」などをじっくり楽しんだ。富士ルームにあった有名な「神国日本」は、なんだか重苦しい雰囲気で異彩を放っていたが、暗すぎて自分の部屋には飾りたくないな~。夜桜の絵はとても印象的でしたね。

公式ページの大観動画

魯山人ルームは旧館と新館に分かれていたので、すこし散漫な感じもあるが、それにしても凄い数のコレクションであるのは間違いない。焼き物は言うに及ばず、書や絵まで描いてしまうのには驚かされる。すべては料理を引き立てるためにやっているのがさらに驚きだ(お品書きもあった)。しかし、今回の魯山人展で一番の発見は魯山人のサインであろう。なんと「ニャース」と書いてあるように見えるのだ!魯山人はニャースだったのである!とアホな発見をしてちょっと得をした気になり足立美術館をあとにしたのであった。

・なんとなく「ニャース」って書いてあるようにみえません?

公式ページの魯山人動画

公式ウェブサイト

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