23-8:一度は訪れるべし 知覧特攻平和館(鹿児島)
所在地:鹿児島県川辺郡知覧町郡17881
取材時期:2004年12月
ジャンル:展示系
珍スポ度:☆☆☆ (☆五個が最高得点)
コメント:知覧は二次大戦末期に行われた沖縄特攻の出発基地だった関係で特攻平和会館がある、ということは前から知っていた。いわゆる「珍スポ」とは違うが、特攻とはいかなるものであったのかを知りたいと思い、薩摩半島南部まで来たので、寄ってみることにした。池田湖より指宿スカイライン方面に戻るが、頴娃(えい)ICのちょっと手前で下道に入り、山の中を西へ進む。途中、銀のアルテッァに煽られるもビッツで対抗できるわけもなく、さっさと抜かれました。で、知覧町に到着。「特攻平和館→」の案内に従いすぐに到着。すでに3時をまわり、あまり時間が無いので、急いで、しかししっかりと見てまわろう。
500円の入館料を払い、取材開始。受付を過ぎると直ぐにメイン展示ホールで、中央に当時の戦闘機が並べられている。壁にはぎっしりと特攻に出撃した若者達の白黒写真。その下のガラスケースには様々な形態で書かれた彼ら手書きの遺書が・・。第一次出撃から第何次までであろうか、こんなに沢山の若者達が、二次大戦末期の日本の戦況に殆ど影響を与えなかった「特攻」で死んでいったとは・・・。出撃時期が全て昭和20年なのも、何だか悲しい。館内には子供や若者がかなりいて、遺書や遺品を誰もがじっくり観ているのが印象的であった。
しかし、特攻という軍事作戦は確かに異常な戦術であり、それを行う素地が戦前・戦中の日本に存在したのは事実ですね。その辺りを考えながら観てみるのも面白いかもしれない。イラクでは今でも自爆テロが起こっているし、あれと特攻のどこが違ってどこが一緒なのか?うーむ、難しい。いろいろ考えさせられる展示館なのであった。
補)平和館の動画を探していたら、kamaさんの作品を見つけました。桜の名所なんですね。桜が散るように多くの若者も零戦とともに散っていった、しかも全く無駄な死に方で・・・。やるせない気持ちでいっぱいになります。関係ないけど知覧はお茶がおいしいですね。ニカ家の定番茶となっております。