55-5:洞窟酒蔵、もとは戦車工場?(栃木)

所在地:栃木県那須烏山市神長字天神149 (なす・からすやま)

取材時期:2023年2月

ジャンル:飲食系

珍スポ度:☆☆ (☆五個が最高得点)

コメント:久しぶりの北関東取材です。今回は宇都宮で学会があり、その帰りに寄ってみました。本当に最近は便利になりました。「栃木 B級スポット」とググるだけで、沢山のウェブページが参照できるんですね。ニカ家のページを紐解いてみると、栃木は主に2004年に取材しており、現時点(2023年2月)でウェブ上で紹介されている珍スポの中には、現存するものも多数ありましたが、今回は未取材の「島崎酒造・どうくつ酒蔵」に突撃しました。

那須塩原でレンタカーを借り小一時間ほどナビに誘導されたはずが、島崎酒造本店でナビ終了となり、あとは自力で洞窟までの運転。土日は予約なしで見学できるようなので、アポなしでの取材です。受付で200円の入洞料を支払うと解説音声付きタブレットを渡される。その足で洞窟入り口へ。重い鉄製のドアを押し開け、いざ内部へ。冬の那須だったため、洞窟内部は外気とあまりかわらない。入り口すぐ右手に下る階段が見えるも、ここは最後にたどり着く土産売りつけブースであるため、まずはズンズン前進あるのみ。自動的にタブレットが解説してくれるため、展示パネルもあまり真剣に読む必要もない。珍スポも進化しているのだなぁ、と感心していると、でた~ぁ「顔ハメ」。北関東で清酒というとここ島崎酒造の「東力士(あずまりきし)」が有名なようだ。宇都宮の町中でも広告板をかなり見かけたのだ(飲んだことはないけど)。なぜか、縄文人らしい人物が一升瓶片手に猪口を口元に持ってきている図が愛くるしい。

解説によると二次大戦末期に戦車製造のためこの洞窟が掘られたが、稼働するまえに終戦を迎えたためそのまま放置されていたものを、島崎酒造が日本酒の保管・醸造用に活用しているとのこと。保管用の横坑は奥までは行けませんが入り口から奥を覗くことはできます。オーナーズボトル保管ブースや、来年の正月用清酒などもしっかり仕込んであり、酒蔵として利用も半端ありません。最後に土産ブースを覗いてみると、種々の売りつけ酒が並んでいるなかで、1年・3年・10年貯蔵飲み比べセットがグッときたのでお買い上げ!まだ飲んでいないので、堪能した暁にはレポートさせていただきます。

全体的にこぢんまりした珍スポで破壊力はありませんが、働く珍スポとして皆さん是非訪れてみてください。

島崎酒造ウェブサイト

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