55-7:プレデターはスパースターなのか?那須スーパースター博物館(栃木)

所在地:栃木県那須郡那須町高久4328-1

取材時期:2023年2月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆☆ (☆五個が最高得点)

栃木・那須ブロックは伊豆半島にも勝る珍スポ一大集結地帯である。その中では小粒のスーパースター博物館(ゴシックワールド併設)に行ってみた。661グループという那須を中心に営業している会社が作ったマニアックな博物館のようだ。基本的にアメリカン・スーパースターのサイン入りグッズを展示している。スーパースターといっても種々いるわけで、音楽系・映画系・スポーツ系など節操なく収集しているところが、心地よい珍スポ感を醸し出しているのがこの博物館の特徴であろう。まずはなんと言っても等身大エイリアン・プレデターのお出迎えから始まるのだ。ちなみに、原則撮影禁止であるが、値札のついている売り物以外は撮影許可していただけた。

まずはスポーツコーナーである。メジャーリーグ、NBA、アメフトのプロスポーツ選手のサイン入りユニフォームやボールなどが所狭しと並ぶ。中でもNBAグッズはマイケル・ジョーダン、マジック・ジョンソンなどの往年の名プレーヤーグッズが並べられており、当時バスケ小僧であったニカとしては懐かしい限りである。模擬バーコーナーを抜けるとキッズルームであり壁にはおびただしい数の切手が貼り付けてある。なかでもクリントン大統領とモニカさんの切手なんてあるんですね。イチローコーナーもあり、お約束の米国製全く似ていないフィギュアが展示されていた。

順路は階下のゴシックワールドへ。おどろおどろしい系にはあまり興味がないが、ここを通過しないと先に進めないためやむなく進む。不意に何かが動いて観客を驚かすお化け屋敷系の装置が下手に作動していないのが何よりだ。「ショッカー」というB級ホラー映画の宣伝用に使われたという電気椅子が展示されいるので、興味のあるかたはどうぞ。

階上に進むと、映画コーナー。やはりスターウォーズやスタートレックなどのSFもの全盛期である80年代のものが多い。ここでもお約束の全く似ていないマリリン・モンローの等身大蝋人形があり、下から風を送り込めるようになっているのだが、装置は故障中とのこと。たしか定山渓秘宝館にあったものはきちんと送風されていたように記憶している。蝋人形といえば伊豆の蝋人形館はよくできていた。今でもあるのだろうか?壁には映画スターの肖像が印刷された1ドル札が多数貼り付けられている。解説を読むと、実際に米国で発行され、ちゃんと1ドルとして機能するのだそうだ。ネットで調べてみると元は普通のジョージ・ワシントン肖像である1ドル札の上から薄いフィルムのようなものを貼り付けて加工するのだそうだ。もともとホンモノ紙幣であるため1ドルの価値は低下しないとのこと。日本ではこういう加工は全て違法となるはずですが、米国では良いのですね。

さらに上がると今度はミュージシャンフロア。メインはビートルズのようだ(ビートルズはアメリカンではなく英国人だったはずだが、細かいことは気にしない、プレデターもエイリアンも米国人ではないのだから)。なぜか、ここにも似ていない(意地悪そうな)ダイアナ妃人形などもあるので気を抜けない。ホンモノかかなり怪しいポール・マッカートニーの出生証明書、実際に使われたドラムスなどもある。最後にエルビスコーナーで展示終了。出口にトランプ前大統領の書き割りがあるのにはまいったぜ。

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