13-4：マスクのカオス・創作仮面館（那須・栃木・閉館）

取材時期：2003年6月

ジャンル：展示系（アート系）

珍スポ度：不明　（☆五個が最高得点）

コメント：那須の珍名所「黄金の巨大神像」を取材すべく、県道１７号を東に折れ、とっても狭い道を走行中、偶然に発見しました。建物は普通の民家なのですが、その壁という壁一面に意味不明の仮面？（というか不気味なオブジェ）が張り付いております。なんとその数たるや２万点！おもに鉄板（アルミ板？）の叩きだしで細工した創作仮面が、船腹に張り付くフジツボの様に民家を浸食しております。

早速内部へ、と足を踏み入れると、なんと休館日でした。むむ、残念。日曜に営業しないとはなんとあまのじゃくな館長。ネット調査しましたが、こちらの館に関する情報は殆ど出てきませんでした。誰か、何時開いてるのか教えてちょーだい。しかし、至る所にこういった不気味スポットが存在する那須っていったい？伊豆半島もかなり珍スポ密集地帯ですが、那須はかなり狭い地域に集中していますね。その意味でも、恐るべし那須！

補）「ニカ家のページ」引っ越し作業をゆるゆる行っているなかで、この「仮面館」の出自を知ることができたのである。芸術家「ストレンジナイト」氏が一人で作り上げた仮面の館がこの「創作仮面館」。素顔を決してヒトに見せない孤高の芸術家。癌闘病中であったが、2018年5月に永眠されたとのこと。2023年2月に偶然にも元仮面館のあった場所を通りかかったおり、すでに仮面館は跡形も無くなっていた。ストレンジナイト氏を応援してた櫛野展正さんが立ち上げたクラウドファンディングの記事を読んで知ったのであった。このウェブサイトには仮面館内部の貴重な動画もみられるため、是非参照されたい。ストレンジナイト氏のご冥福をお祈りいたします。

・「ありがとう創作仮面館」：クラウドファンディング

・おそらくこのあたりにあったはず