13-3:でっかいぞう!タヂカラさん・黄金の巨大神像(那須・栃木)

所在地:栃木県那須町大字高久丙4-17-24 神命大神宮那須別宮

取材時期:2003年6月

ジャンル:おいのり系

珍スポ度:☆☆☆☆ (☆五個が最高得点)

コメント:前から那須の観光案内を見るたびにず~っと気になっていた「黄金の巨大神像」。やっと行って来ました。前泊したホテルをチェックアウトするとき、フロントのおじさんに小さい声で「あの~、この辺に黄金の巨大神像ってあるって聞いたんですけど、どこかわかります?」と聞いてみると、おじさんしばし考え込んで「巨大神像!そうそうあのオルゴール館のそばだったよね~!」とフロントホール全体に響き渡る大声。うーむ、すっごくはずかしい。同行のみなさんは端の方でクスクス笑っている。で、おじさんが奥の方から持ってきてくれたパンフを見ると、「みろく大観音」?なんかテイストが違う気がする、と思ったが、これ以上聞いてみても無駄、と判断し、いざ出発。

結局「トリックアート館」を先に観光した後、かなり迷って到着。途中、「仮面館」という怪しげな珍スポ発見(次項でご紹介)しました。たしかにみろく大観音もあるのですが、神像は全くの別物。神道系の宗教団体・神命大神宮が作った日本の神様像だと思います。天手力男命(あめのたぢからおのみこと、と読むらしい)という神様をイメージして作られたそうです。神像が背負っている岩石の中にはドームシアターがあり、頂上には展望台と天の岩戸があります。そうそう、天照大神が岩戸に隠れたとき、強引に岩戸をこじ開けたのがこのタヂカラさんだったのですね。残念ながら時間が無くて教祖・小松神擁女史出演の映画を、このドームで鑑賞することはできませんでした。次回は是非!

売店でタヂカラ・シールを購入しました。教祖様執筆の教化本なども販売されており、なぜか神道なのに観音様が出てきたりで油断なりません。

【再取材:2004年10月】21-8として報告ずみ

前回の那須取材で神命大神宮・黄金の巨大神像内部のドームシアターを見損なったので再取材をしてきました。朝7時半に出発。神像に辿り着いたのは午前11時過ぎ!次回の上演は・・12時からだったので、隣にある「みろく大観音」を先に取材してまいりました。

で、12時も間際に入口自販機にて1000円の入場券を購入。当日は平日ということもあり、ギャラリーはニカ一人のみ。早速神像内部3Fのドームシアターへ直行する。この前取材してるから場所はばっちり憶えているのだ。ちょうどプラネタリウムのように寝そべった形のシートに腰を降ろし、待つ事数分。なにやら癒し系のBGMが流れている。すると入口から係りのオジサンが登場し、おもむろに上映準備を開始。「映画は初めてかね?」「ハイ」「そうか、そうか」などという会話の後、オジサン映写機の後ろに陣取る。

で、上映開始!さすがドームシアター、天井いっぱいに画面が広がる。まずは教祖・小松神擁女史が現れ、手を振るとそこから黄金の流れが・・。続いて天照大御神が岩戸に隠れる物語が始まる。天照の弟が乱暴を働いている様子・・、完全にヤク中入っている演技。ウーン、凄すぎ。暴れる様子やおびえる農民などは信者さん達がエキストラ出演しているのでは・・?で、天照が岩戸に隠れてしまい、暗闇の世界で悪がはびこる設定は、お約束の通りです。岩戸の前で宴会ではちょっと危ないシーンもありで楽しい。結局、神明大神宮の祀り神である天手力男命(あまのたぢからおのみこと)が岩戸をこじ開けて天照が出てきた後、天手力に命じて井戸を掘らせてお終い、といった内容でした。なかなか飽きさせない演出で素晴らしい。信者でない方にも楽しめるよう工夫されています。

補)2023年2月宇都宮出張があり、ピラミッド元気温泉より再度お邪魔させていただいた。20年前とほとんど変化がない。ということは、信者の皆様がきちんとお参りされているということだろう。素晴らしいことだ。ただ、今回撮影のものと20年前のものと比較すると最新のものはより金ぴかになっているように見えるのは気のせいだろうか・・。

公式ホームページ: 

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