6-4:薪を背負って三千里?・・尊徳記念館(神奈川)

所在地:神奈川県小田原市栢山2065-1

取材時期:2002年7月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆☆ (☆五個が最高得点)

コメント:あの、二宮金次郎の生涯をわかりやすく紹介している記念館です。ニカ家に欠けている分度・報徳の重要性を認識させていただきました。小学校には必ず、と言っていいほどニノキン像(薪を背負って読書しながら歩いているアレです)がありますが、あまり詳しい説明を受けた記憶がありません。戦時中に軍部の政策に利用されたため、学校教育ではあまり触れてはいけないような雰囲気があるのでしょうか?よりニノキンを知るために、是非尊徳記念館を訪れてみてください。

ニノキンの生家が隣に保存されていますが、展示は非常に立派な公民館の一角です。入り口で200円を払い、いざ展示室へ。ニノキン少年の少年時代から、小田原藩の財政建て直し、栃木の桜町(現在の二宮町:これはニノキンの業績を讃え、町名まで変更してしまったのか?)での村復興など、ニノキンの偉業が順を追って解説されています。学研?が作ったアニメがよく出来ており、マネキン展示とあわせて鑑賞すると、より理解が深まります。小田原市教育委員会が企画しているので、ちょっとお堅い感じがしますが、結構楽しめました。薪を担いで本を読んでいる姿で記念撮影できるコーナーなんかもあったら更に完璧だったのに・・。

補)すでに15年以上前の記事になってしまった。あらためて二宮金次郎という人物とその業績などをネット上で検索してみると彼の名言などもあり、立派な人物であったことを再確認させられるのであった。さらに尊徳像に石像が多いのは、銅像などは戦時中に軍部により金属供出としてほぼ全て溶かされてしまったためだという。戦前製造のニノキン銅像は極めて珍しいのだそうだ。誰か全国ニノキン像データベースなどをつくってウェブで公開してくれないだろうか? 2023年3月記

尊徳記念館公式ホームページ:なんと入館料は未だ据え置きの200円!

日本文化研究ブログ:彼の名言も載ってます

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