12-9:本当は公立にすべき?戦争博物館(那須・栃木)

所在地:那須郡那須町高久乙2757

取材時期:2003年5月

ジャンル:展示系

珍スポ度: ☆☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:すでに絶版となった別冊宝島「全国お宝スポット魔境めぐり!」に、睦月影郎氏がこの戦争博物館をレポートしていました。それによると館長の栗林氏は、なんでもあの乃木将軍スタイルで入館案内をしてくれるそうでしたので、かなり期待して訪れました。東北道は那須ICでロドスタを県道17号へ向け北上を開始。15分くらい走ったでしょうか。正確な位置を調査していなかったので突然右手に看板が現れてちょっと驚きました。事前の調査は重要です。

ロドスタを駐車場に停め、いざ取材開始。受付のおばちゃんに1000円を払い、パンフと入場券をもらい、まずはプロペラ戦闘機のある方の建て屋へ向かいました。入場門すぐ右手には古めかしい戦車が!どこかで見たことがある戦車だなぁ~と思い、帰宅後ネット調査をしてみたらやっぱり、あの夕張「花とシネマのドリームランド」にあったものの片割れなのだそうです。映画撮影用に造られた物ですね。さて館内に入ってみると、あるわあるわ。大東亜戦争に限らず、日本が関わった戦争関連グッズが所狭しと並べられている。軍服を着たマネキンから、乃木神社から持ち出されたという乃木夫人の胸像まである!

次は士農工商館。なんでこんな名前かよく分からないが、今は鉄砲類の集積場のようになってますね。拳銃からマシンガン・機関砲に至るまで、もちろんモデルガンかダミーなんでしょうけど、良く集めたなぁ、と感心しきり。戦艦大和の巨大模型(こちらも映画撮影用だったらしい)に、横井庄一さんのマネキン(右腕が取れている、可哀想)コーナーもあります。小野田さんコーナーもあるはずなのですが、今回は見あたりませんでした。

結局、最後まで栗林館長には会えずじまいでしたので、出がけに受付のおばちゃんに「館長さんはお元気ですか」と尋ねてみたところ、「元気、元気、ぴんぴんしているよ」との答えが・・。今度は是非館長直々の解説を聞いてみたい物です。

補)すでに20年前の取材ですが、現時点(2023年3月)で閉館せず頑張っています。残念ながら栗林館長は2019年に他界され、今はお友達の本里氏が館長を務められているとのことです。本当はこういう博物館は負の歴史も含めてきちんと国が運営すべきものであろうと思うのだが、残念な限りである。そういう意味では伊豆の「風雲文庫」にも頑張って頂きたいものだ。オリジナルの写真が見つからず、画質の粗い写真しかアップできません。見つけ次第差し替える予定です。

公式ホームページ

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